2009年8月3日月曜日

IPA未踏の一プロジェクトマネージャより

IPA未踏(本体)は,今回から審査方式がちょっと変わりまして,応募提案全件(2009年度上期は124件)を,全PM(同5名)が目を通して採択可能な案件を探すようになりました.1件10ページとしても,1240ページの本を読むようなものですから,大変に根気を要する作業でした.その中から選んだ候補についてヒアリングを行い,十分な質疑応答を行って,最終候補を選びました.

応募124件に対して採択18件ですから,非常に狭き門であり,大部分の方は,時間を掛けて,苦労をして申請書を書いたにも拘わらず,落選してしまうわけですが,その心の痛みをひしひしと感じながら審査しています.

未踏に興味のある方は,ぜひ公開発表会等の催しにいらして,採択案件の内容を聞いてみて,質疑応答等で突っ込みを入れてみるとよいと思います.来場頂いた方も,開発者も,そしてPMにも,互いに得られるものがあると思います.