2009年6月24日水曜日

27年間待ち続けたCD

どれほど,このCD発売を待ち続けたことか.

このアルバムが発売されたのは,1980年.デビュー作でありながら,ニューヨークの超一流プロデューサ&スタジオ・ミュージシャンとコラボして作られた.プロデューサが,マイルス・デイビスのプロデューサとして有名なテオ・マセロ.ベースはマーカス・ミラー,ギターにジェフ・ミロノフと川崎燎.サックスにジョージ・ヤング(MJQの.これはジャケットをチェックして今認識),フルートにデイブ・バレンタイン.これほどのバックを従えてデビューアルバムを発表したのは,日本人では彼くらいではないか.

高校生のときに,LP発売時即購入.LPで聞き,カセットテープで聞いた.その後自分で,デジタル化して,iPodに入れたが,既にLPが痛んでいて,きれいには録れない.また,安いターンテーブル&ピックアップしかないので,ワウは入るし,ノイズも入る.デジタル処理で,ノイズ軽減処理は施したが.デモ聞き続けた.いつしか,CD化されることを祈って.

何度,秋葉原石丸電気のジャズ専門店の日本人ギタリストコーナーを見にいったことだろう.Amazonができてからは,気がついたときに検索した.そして,ある日偶然,見つけた.CD化は2007年11月17日で,紙ジャケット仕様.発売後間もない時期に,見つけられた.感動であった.

どうしてこのアルバムがCD化されないのか,不思議であった.アコースティックギターがお好きなら,絶対に聞いて欲しい一枚である.お薦めは,A面1曲目だったLet's Make Merry, B面1曲目だったSlow Down for Love.

当時,和製アール・クルーとか言った評論家がいたらしいが,アコースティックでジャズ/フュージョンという意味では似ているが,アール・クルーとは全く違う音楽性である.デビュー時に既に独自のメロディライン,スケールを持っている.

大学生時代,一度だけ,東京のライブハウス(確か中野)に聞きに行ったことがある.

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宮野弘紀

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