2009年6月5日金曜日

Mさんの披露宴:サプライズの連続

以下は,当研究室OB Mさんの結婚披露宴の様子.いくつものサプライズがあった.

1.場所は南青山,お店の外装からしてただならぬ雰囲気.外から見ると画廊とも思われる風情で,パーティ会場とは思えない.店の名前が小さく書いてあって確認.

2.会場は地上と思っていたら,まさかの地下.天井高く,自然光採光の工夫有り.定刻になったら,全員,部屋の外に出て下さいという意外なアナウンス,階段で降りてくる新郎新婦を皆で迎えるという趣向.さらにもう一つ.上階からのカメラで,新郎新婦を取り囲むように集合写真を撮影.感心.

3.司会者から最初のサプライズとのアナウンス.置いてあった大皿の下に,カードが置いてあり,手書きで,少なからぬ分量の,全員への個別メッセージ.新郎は当日深夜3時までかけて書いたとか.ありがとう,ご苦労様.その後すぐに,新婦側主賓の挨拶から言われて,個人的にサプライズ.

4.今日こそはコンパクトにと思いながらも,やっぱり長かった(きっと).思いの丈は述べられたが,聞いている方は迷惑だったでしょう.すみません.司会者は,プロの気配だが,結婚式を専門とするプロとはひと味違うなと思っていたが,後でチェックしたら、現役テレビ局女子アナ.

5.列席者挨拶で最も胸を打たれたのは,新婦友人の言葉.手紙形式で書いたものを読み上げているのだが,胸を打つ.新婦は涙ぐむ.列席者一同,しーんとして耳を傾ける.私のこれまでの経験でも,新婦友人の言葉は,胸を打つことが多い.素朴な心情の吐露が,自然と人々の心を揺さぶる.

6. 新婦によるヴァイオリン演奏.新婦はプロのヴァイオリニストでもうすぐ,キングレコードからCDデビュー予定.一番前で見られたので,演奏と表情の変化が手に取るように見て取れる.子供の頃から今日まで世話になった,親族はもちろんのこと,ヴァイオリンの先生方,同僚,友人達,そして新郎とその関係者の前で,生涯一度となるであろう一期一会の演奏.万感の思いが顔の表情,指・弓・体の動きに現れるよう.その場に居合わさせて頂いたことに,背筋がぞくぞくする程の感動.

7. 最後に新郎から「私達から皆さんへのプレゼントをビデオでお送りします」.結婚式の動画映像が始まる.プロクォリティのカメラワークと編集.天気の違いから,何日か前に撮ったと思われる.そのまま時間はずっと進んで,披露宴会場の映像,披露宴が始まる,最初の主賓挨拶(私),どんどん今に近づいてくる.つまり,ビデオを撮りながら,同時進行で,プロクォリティ編集をしていたのだ.サプライズ.退室のときに,あのビデオは凄いねとMさんに言ったら,「はい,すごく高かったですが」とのこと.

...上記のように書いたところ,後日,Mさんから連絡があり,「何日か前に撮った」のではなく,当日撮りとのこと.どうやら,動画像処理で,天気も晴天のように見えるにようになってしまった模様.いやはや,すごい時代.

8. Mさんの奥さんのブログ(美人バイオリニスト,と書くと見に行く人,多いだろうな):

http://ameblo.jp/chika-edanami/