2009年6月8日月曜日

ウサギの脱走法

人は,親からものを教わり,本を読み,学んでいく.我が家のウサギは,当家族を別にすれば,幼い頃から一人住まいで,他にウサギはいない.なのに,いろいろと出来ないことができるようになっていくから不思議だ.例えば,以前は上れなかった階段を,上り,そして,下りることができるようになった.そして,何かができるようになるたびに,当家族は恐れおののく.

現在,我が家のウサギ君は玄関(屋内)で飼われている.約60cm四方のケージが「家」であり,その回りを高さ60cmの塀(アルミの柵)で囲って,「敷地」にしてある.一回のジャンプで塀を越えることはできない.しかし,ケージの上にジャンプで上がることは出来るらしい.ケージから塀まで距離があると,強くジャンプするエネルギーのため,着地が危険だ.だから,ケージに上がって,高見の見物を洒落込む事が多かった.

ところが最近,「脱走」に成功するようになった.その方法に驚いた.アルミの柵を手前に動かし,ケージと柵の距離の短くするのだ.そうすると,ケージの上から少ないエネルギーでジャンプできるので,安全に着地できる.

教わったのではないので,学習ではない.自力発見,自力突破だ.恐るべし.